ニューデリーで大規模詐欺⁈
カンボジアからクアラルンプール経由でニューデリーへやってきました。
インドのニューデリーではタクシーに乗ったらツアー会社に連れて行かれるなどの詐欺の被害が多いとの情報があり、気を付けていましたが、ダメでした・・・。
これ以上旅人が被害に遭わないために何があったのかを残していこうと思います。
まず、ニューデリー空港に23時に到着し、予約してあった宿までポリスタクシーで移動することにしました。
しかし、宿近くまで来て道路が封鎖されていたのです。タクシーの運転手が近くにいたインド人に何かを聞きに行き、戻ってくるなり観光案内所で助けを求めると言い始めました。
あー、詐欺の手口だ。と思いましたが、運転手が降りろと言うので、仕方なく降りることに。
辺りは真っ暗のため、ここでタクシーにいなくなられるのは1番避けたかったのです。話だけ聞いて断ればいいやと思っていたのです。
観光案内所では、デモがあって道路が封鎖されており、周辺の宿は全てキャンセルされていること、アグラまで移動して宿を取った方が良いこと、空港へはセキュリティの関係で戻ることができないことなどの話を聞きました。
納得いくはずもなく、予約していた宿に電話をすることに。
電話すると、全てキャンセルで客は1人もいないと言われました。
困っていると、日本人宿のような所があると言われ、そこへ電話をすることに。
そこのオーナーだと言う人が出て、つたない日本語で同じような説明をされました。
次の日にニューデリーで友人に会う予定だったので、友人が泊まっているはずのホテルにも連絡してもらいましたが、オールキャンセルだと・・・。
Wi-Fiがなく、ネットに繋げない環境のため、宿へ行く方法を調べられず、どうしようか決めあぐねていると、タクシーの運転手が待ちきれずにキレて、もう好きにしてくれと走り去ってしまったのです。
仕方なく近くにいたトゥクトゥクに乗り、近くのホテルを周ってもらうことに。どこも門が閉まっており中に入ることができませんでした。
どうしようかなと思っていた所、あるホテルの前にいたインド人が、なぜこんな時間に外にいるんだ⁈危ないから政府の観光案内所で保護してもらえ‼︎と言ってきたのです。
通りすがりのインド人までも同じことを言うので、さすがに本当にデモがあるのかと思い、政府の観光案内所へ。
同じように説明され、アグラに行く他に方法がないと言われました。
そんなはずはないのですが、時刻は夜中の3時。疲労でもう考えるのも断るのも面倒でアグラに行くことにしたのです。
アグラの宿に着き、Wi-Fiを繋げて調べるとそんな事実はもちろんなく、必要のなかったアグラへの旅を強制的にされたのと、高い交通費を払わされただけでした。
インドの事前情報を持っていても、彼らは巧みに、またこちらの体力をそぎ落としてきます。お金に対する執着心がとても強い‼︎
これほどの人数を用意し、テレビ番組にでもなりそうな詐欺でした。
ムダな出費は痛いですが、勉強になりました。
夜遅くに空港に到着することを避ける、または空港近くのホテルに泊まるようにしましょう。
ニューデリーは用心していても危ないです‼︎
気を取り直して明日からインドの旅を楽しみます。